閉会中審査が終わりました。
これまでニュースと言えば、新聞
やテレビが主流でネットは時間の
ない人などの補助的ツールのような
扱いでしたが、今回の閉会中審査
において、その地位が交代する
出来事がおこりました。
そのきっかけも、情けないですが
あるステマサイトからのリンク
を辿ってなのですが、
今回はこれについて呟きます。
新聞やテレビは、7月10日の
国会後報道で一連の疑惑を告発した
前川喜平前文科次官の発言を
とりあげ、安倍総理と加計学園の
交友関係から、優先して獣医学部
の新設を認めたのではないかと
いう前川氏の発言内容を改めて
報道しました。何度もニュースで
取り上げられていても、この件を
報道したほうが話題になるからです。
報じなかった加戸守行前愛媛県知事の
発言です。
「(前川氏の)『行政がゆがめられた』
という発言は、私に言わせますと、
少なくとも獣医学部の問題で強烈な
岩盤規制のために10年間、我慢
させられてきた岩盤にドリルで
国家戦略特区が穴を開けて
頂いたということで、
『ゆがめられた行政が正された』
というのが正しい発言では
ないのかなと思います」
「本質の議論がされないまま、
こんな形で獣医学部がおもちゃに
なっていることを甚だ残念に思う」
高齢で出ない声を振絞る姿は
痛々しくさえ感じました。
この発言はメディアで報じられず
ネットが報じて話題になったようです。
それを機にある情報番組が取り上げて
コメントしています。
「印象的だったのは、戸前愛媛県知事
です。なんか、それがすべてだったのかな
って気もした。経緯を丁寧に説明していて、
辻褄が合うんですよね、議事録とか見ると。
なんか、いいのかなって、
納得しちゃいました」
「どうしても、野党による内閣への追及
ということで、ショーアップに加担して
尻馬に乗ってしまったように思います。
だから下手をすると、今回信頼を
失うのは自民党よりも、メディアが
敗者になる可能性があります」
「(メディアは)本来の機能を果たして
こなかったんじゃないか、
エンターテインメントと報道を混同して
しまったのではないか。
そう自戒を込めて思います」
メディアがネットに追い越される
瞬間だったのです。
残念ながら、「文科省と大学の癒着」
として、私もこの日青山繁晴氏の
答弁を取上げ、加戸前愛媛県知事目線で
呟きましたが、加戸前知事の発言
まで取り上げていなかったのは、
反省すべきだなと感じております。