森元総理大臣は7月9日、ロシア中部の都市
エカテリンブルクで開かれた国際産業見本市
の開会式に出席したあと、同じ開会式に
出席したプーチン大統領と夕食を取りながら
1時間40分にわたって会談しました。
今回の会談は、森元総理大臣の80歳の誕生日
を前にプーチン大統領側の提案で実現したもので
プーチン大統領は異例の厚遇ぶりを見せました。
会談後の記者会見で、会談でプーチン大統領に
対し北方領土問題の解決を含む平和条約の締結を
急ぐよう促したのに対し、プーチン大統領は
「安倍総理大臣と二人で解決したいという気持ち
がさらに強まっている」と応じました。
また、プーチン大統領は、先月悪天候のため
中止になった北方領土の元島民による航空機を
利用した初めての墓参について、今年9月に
実現できるよう最大限の努力をしたいと
述べたということです。
なんか、これだけ聞いていると、森元総理は
プーチン大統領と信頼関係があり、安倍政権で
北方領土問題に何らかの進展がありそうに
期待が持てるように見えますが、それは絶対に
ありません。
プーチン大統領は表向き森元総理の顔を立てて
「これから日露関係はよくなりますよ」と
思わせているだけで、内心は森元総理が
早くお亡くなりになることを期待してるのです。
つまりプーチン大統領は森元総理を舐めています。
プーチン大統領の誤算は森元総理が仮に
亡くなったとして、その時安倍政権が存在して
いないかもしれないということです。
いずれにしろ北方領土問題の進展は、プーチン
大統領の次の政権に期待するしかありません。
そのためにもプーチン大統領との間で、
領土問題の進展はかえってマイナスなのかも
しれません。