「おいしいものを食べてこその人生なのです!」
長い間生きていながら、今さら心に響く台詞です。
アニメ「けものフレンズ」第7話の終盤で
旅する主人公を見送る際、
「気を付けて旅してください。」と言ったあとの
ひとことです。
この言葉は貧富の差はなく共通しています。
争い、憎しみ、戦っても結局
「おいしいものを食べてこその人生なのです!」
たとえ食べられない状況でさえ、普遍の言葉です。
長い間生きているからこそ、心に響いているのかも
しれません。
この台詞に限らず、「けものフレンズ」の視点は
悟りと言うか、哲学と言うか、宗教の教えのように
感じるところがあります。
ヒトである「かばんちゃん」が「僕なんて・・・」
とうつむく場面がありますが、紙飛行機を作ったり
新しい遊びを教えてもらう友達のサーバルキャットの
「サーバルちゃん」は
「すごーい!」「なにこれ?たのしー!」と感動して
「かばんちゃんはすごいよ!」と笑顔で勇気づけ
かばんちゃんは上を見て、前へ歩いていく繰り返しの
ストーリーです。
我々が普通に行う行為も、実はすごいのです。
それは「たのしー!」である必用があります。
十人十色いろんなタイプのヒトがいる。
横に優劣を競うのではなく、個々が個性をだして
いかに世界を楽しくできるか
荒んだ世界の中で、我々に対するメッセージです。