2017年3月24日金曜日

「おいしいものを食べてこその人生なのです!」

「おいしいものを食べてこその人生なのです!」
長い間生きていながら、今さら心に響く台詞です。
アニメ「けものフレンズ」第7話の終盤で
旅する主人公を見送る際、
「気を付けて旅してください。」と言ったあとの
ひとことです。
この言葉は貧富の差はなく共通しています。
争い、憎しみ、戦っても結局
「おいしいものを食べてこその人生なのです!」
たとえ食べられない状況でさえ、普遍の言葉です。
長い間生きているからこそ、心に響いているのかも
しれません。

この台詞に限らず、「けものフレンズ」の視点は
悟りと言うか、哲学と言うか、宗教の教えのように
感じるところがあります。
ヒトである「かばんちゃん」が「僕なんて・・・」
とうつむく場面がありますが、紙飛行機を作ったり
新しい遊びを教えてもらう友達のサーバルキャットの
「サーバルちゃん」は
「すごーい!」「なにこれ?たのしー!」と感動して
「かばんちゃんはすごいよ!」と笑顔で勇気づけ
かばんちゃんは上を見て、前へ歩いていく繰り返しの
ストーリーです。

我々が普通に行う行為も、実はすごいのです。
それは「たのしー!」である必用があります。
十人十色いろんなタイプのヒトがいる。
横に優劣を競うのではなく、個々が個性をだして
いかに世界を楽しくできるか
荒んだ世界の中で、我々に対するメッセージです。