2017年3月18日土曜日

JR西日本は足元を見るべき

国鉄車両の割合は北海道が32%と最も高く、
西日本と四国が30%、九州が28%と続いた。
残る2社は置き換えが進んでおり、
東日本10%、東海0.2%だった。
新幹線は四国を除く5社が運行するが、
いずれもJR発足後の車両を使用していた。

ネットニュースからの抜萃です。
私が「なにわ筋線」に懸念を示した意見を
述べている理由はここにあります。

JR西日本は実はあまり利益がでていません。
そのうえに「福知山脱線事故」で補償も背負い
決して余裕がありません。
車両更新が遅いのもそのあらわれです。
これは地方路線だけではなく、都市路線も同様で
ようやく去年の年末大阪環状線の車両更新に着手
しましたが、都市部でさえ、普通電車はいまだに
「国電」車輛が主力です。
この状況で、新しい在来線を無理につくる
必用があるのでしょうか?

ほんとうのところを言えば、大阪市と関西空港の
アクセス向上は、早期に関西空港~大阪~京都の
新幹線を国家プロジェクトで実現させるべきです。
北陸新幹線が来るのを待つのではなく、積極的に
働きかけるべきです。
割高な運賃の新幹線と割安な運賃の在来線を
用意することで、訪日外国人がニーズに合った
アクセスを選択でき、使い勝手がよくなります。
そして「関西空港」の着陸料を安くすると、
外国人が日本に立ち寄りやすくなり、国益に
つながります。

そのうえでJR西日本は足元を見るべきです。
ホームドアの設置、高架化による踏切廃止などの
安全面にお金をかけるべきです。