東京都の豊洲市場をめぐる問題を審議する
都議会の調査特別委員会(百条委員会)で
石原慎太郎元都知事の証人喚問が本日
行われました。
当時知事だった責任は認めたものの、
詳細は知らなかったという予想された通りの
回答でした。
気になったのは、NHKがこの模様を生中継
したように、これを大々的にメディアが取り上げ
ているところです。
もちろん豊洲市場移転が決まった背景を
正すことは、今件の原因ですし、そこに
収賄もあったかもしれないので、重要です。
しかし、まず明らかにしないといけないのは
「汚染されている土地がモニタリングテスト
をパスしようとしていた」
と発覚してからはじまった汚染対策が改善されて
いないのに移転をしようとしていた現実です。
モニタリングテストは2015年2月に始まりました。
当時の実務者レベルの担当者や関わった企業を
全員百条委員会に招いくところから始めるべき
でした。
なのに、石原氏や浜渦氏から召集しているのは
メディアに注目してもらおうとか、都議会が
自分たちはがんばっているアピールをしている
ようにしか見えません。単なる「ショー」です。
こうしている間にも、無駄なコストが億単位で
消えて行ってます。効率的な調査をする一方、
汚染対策の工事を早急におこなうべきです。