9月4日「築地移転延期はあたりまえ」で橋下徹前大阪市長が
小池都知事が築地市場の移転を延期について反対する姿勢が
何より弁護士としておかしいと指摘いたしました。
結果は今ニュースで騒がれているとおり、盛土がされていない
ことが判明して、移転が暗礁に乗り上げています。
正直、私も都議会で決定したことが、実行されていないというのは
想像していませんでしたが、土壌汚染対策法で定められる
2年間のモニタリング期間中に営業開始させようとする姿勢の
異常さをスルーするのは、現在法律の専門家の弁護士として
橋下徹氏は情けないと思います。
しかし、この人が大阪都構想を実現していたらと想像すると
ゾッとします。
先日も述べたとおり、2重行政は大阪市を特別区にするだけでは
なくなりません。実際今の東京都も2重行政を指摘されており、
それよりも高いレベルのシステムが必用です。
しかし、今回の発言で橋下徹氏の危機管理能力の低さは明確
となり、大阪都になったところで名前倒れになっていたと思われても
しかたありません。
もともと橋下氏は在任中もたびたび暴言を吐いてきました。
しかし政治家としては、やるべきことはやったすばらしい人です。
おおさか維新の会が橋下氏にふたたび復帰してもらいたいなら
今すぐ橋下氏を囲い込んで、よけいなことを言わせないように
するべきです。それができないのなら、橋下氏を復帰させては
いけません。
大阪がせっかく変わろうとしているこの場面、
橋下徹氏の発言でおおさか維新の会の信頼が揺らぐことを
懸念します。