2016年9月22日木曜日

このままだと夢洲ではなく夢島

大阪府が誘致を目指す2025年万博について、
大阪府の松井知事と大阪市の吉村市長は会場候補地として
夢洲のほか咲洲など、ほかの人工島も使用する案を検討して
いました。しかし夢洲にあるメガソーラーを移設すれば
、誘致に必要な100ヘクタールの広さを確保できることから、
会場候補地を夢洲の1か所に集約することにしたということです。
また府や市が誘致を目指している、カジノを含む統合型リゾート
「IR」の用地も確保できるとしています。
府は年内にも基本計画を政府に提出する方針です。

今日お昼のニュースからのピックアップです。

夢洲とは南港・咲州と北港・舞洲の間にある埋立地です。
現在は南港とは夢咲トンネルで北港とは夢舞大橋で結ばれて
現在車輛での通行は可能です。
さらに夢咲トンネルは地下鉄中央線が乗入することを前提に
つくられているため、レールを敷けば地下鉄もアクセス可能
です。














上の写真からもわかるとおり、すでに東側は貨物の港として
運用されており、西北にはメガソーラーも確認できます。
このメガソーラーを移設して貨物港以外の場所で万博を
開催しIRを誘致するつもりだと思いますが、
それでよいのでしょうか?

以前にも提言したとおり、南港(咲州)は東京の埋立地と
アクセスのよさは大きく劣りませんが、舞洲、夢洲は
明らかにアクセスはよくありません。にもかかわらず
さらに大阪湾沖に埋立地を造成中です。
吹田の万博公園、花博の鶴見緑地は万博閉会後も
公園として運用されており、今回もそうなるでしょう。
そうなると夢洲は人口ゼロの街となりますが、
それで地下鉄を延伸しても大丈夫なのでしょうか?

私はもう少し西側南側に埋立を追加して今の幹線道路の
さらに西側にもうひとつの幹線道路をつくり、中央部から
南部にかけて住宅街をつくるべきだと思います。
このままだと夢洲ではなく夢島で、IRが招致できなかった
場合は悪夢の島となってしまいます。