「有機ELテレビに値頃感
半年で10万円安、液晶との価格差縮小」
という見出しのネットニュースを
見ました。
従来の液晶テレビは白く光るバックライト
の前に液晶を配して、映像を映し出す
しくみですが、有機ELは液晶自体が
発光して映像を映し出す構造で、
画質が美しく今後の4K、8K映像に
適したテレビと言えます。
ただ現在これを量産できるのは韓国の
LG電機で日本のメーカーはパネルの
供給を受けて販売するため、値段が
安くならないのです。
このネットニュースがどうして
「値頃感」というのかわかりませんが、
有機ELテレビが安くなるのは、
これからです。
これには理由があります。
日本のメーカーは従来の液晶パネルを
自社で開発、生産すると世界的競争に
勝ち抜けないので、「ジャパンディスプレイ」
という会社を共同で立ち上げて、ここから
調達しています。
その「ジャパンディスプレイ」の子会社
「JOLED」がLG電機が生産する
方式と異なる方式の有機ELパネルを
開発し、台湾のパソコンメーカー
ASUSに供給し、すでに展示発表されて
います。
独占が崩れると価格も崩れます。
「液晶との価格差縮小」というのは、
この前兆であって、本当の価格崩壊は
日本の各メーカーが「JOELD」から
パネル供給を受けた後です。
では、いつ安くなるのか?
パネル供給された新しい有機ELテレビは
今年の年末くらいデビューかなと
思っています。
これまでのパターンから言うと、
オリンピック前にテレビを売って儲けたいので
2020年にはいると、50型くらいの
4K有機ELテレビが25万くらいで
買えるのではないかと予想しています。
オリンピックが過ぎると20万割れも
夢ではありません。