2017年11月5日日曜日

「死にたい」と言う人、自殺する人

神奈川県座間市で自殺願望のある若い女性を
自宅に連れ込み強姦殺人をしたとさける
白石容疑者は、警察の取り調べで、
女性たちに会ってみると実際に「死にたい」
と言っている人はいなかった。と証言しました。
これは不思議なようで当然です。

「死にたい」と言う人は、本当に自殺を
考えているのではなく、「死にたい」と発信
しているのです。白石容疑者はこういった
人とコミュニケーションをとるのに長けていて
これを糸口に若い女性を呼びよせて
強姦していたのでした。
接触された女性は想像もしていない展開で
あったでしょうが、優しさと凶悪さの
両面を持つ2重人格者の本心を見抜く
ことはできません。
あるテレビ番組で「白石容疑者は連行の際、
顔を隠していたので、殺人鬼らしくない」
と言っていましたが、これこそが彼が
二重人格者であることがわかります。
そこは、いい人バージョンだったわけです。

今回の事件は謎が多いと言われていますが
私から見れば非常にわかりやすい事件です。
「死にたい」と言う人の心理と
実際に自殺する人の心理が理解できれば
なんとなくわかってきます。
例えるなら、新興宗教の教祖が白石容疑者で
信者になろうと訪れたのが若い女性たちです。
「今後同じような事件を起こさないようにする
対策がわからない」という声があります。
今回の事件が明るみに出たことが
何よりの対策となるのではないでしょうか?