森友学園の土地取得問題に際して国会で
佐川理財局長(現国税庁長官)が今年3月、
「価格を提示したこともないし、
先方からいくらで買いたいと希望が
あったこともない」と答弁しました。
しかし、27日の衆院予算委員会で財務省が
認めた音声データのやり取りでは、
「0円に近い形で払い下げを」と迫る森友学園の
籠池泰典前理事長に同省近畿財務局職員が
「1億3千(万円)を下回る金額はない」
「ゼロに近い金額まで努力する」
と答えています。
11月28日の衆院予算委で、希望の党今井議員が
「価格の提示がなかったと言い切れるのか」と問うと、
太田充理財局長は「金額のやり取りがあった。」
としながら、3月の佐川氏の答弁は「金額」ではなく
「価格」、つまり学園側への売却額を示す「予定価格」
についてのものだったので、佐川氏の答弁に問題はない
と言い放ちました。
「アホか」と言いたくなるやりとりなのに
スルーする国会、そしてメディア。
ネットでも特に取り上げられていない現状が
「金額と価格は違う」と言い放つ太田充理財局長より
どうしても理解できません。