2016年2月7日日曜日

北朝鮮の弾道ミサイルニュース

今日は北朝鮮の弾道ミサイル実験強行で
話題が独占された1日でした。

正直、いいニュースではないのですが、
騒げば騒ぐほど北朝鮮の思うツボのようで
私個人としては興味を反らすようにしています。
そんな私ですが、北朝鮮でいつもニュースを
読み上げるアナウンサーのおばさんが
満面の笑みで放送する様が、滑稽で
なりませんでした。















逆に言うと、これくらいにしか、いいニュースの
ない北朝鮮という国家が可哀相になってくる
くらいです。

日本人で拉致されている人も含め、北朝鮮に
いる人が早くこの体制から解放されることを
望みます。

2016年2月6日土曜日

滋賀県が北陸新幹線ルート誘致に失敗する理由

なかなかルートが決まらない北陸新幹線ですが、
敦賀~小浜~京都~大阪のルートで決着しそうです。
舞鶴経由を希望する嘆願書を提出したとのニュース
も聞きますが、国がそれを支持すると世論が黙って
いないので、これで確定ではないかと思います。
そもそも長野から金沢延伸前に開業すべきだった
もので今更という気もします。
ルートなんてどうでもいいから、早くとりかかってくれと
言う松井大阪府知事の言葉は正論だと思います。

京都府以外にここで文句を言っているのは
ルートから外れる滋賀県です。
しかしこれは、滋賀県の戦略ミスです。

大阪府は東京・名古屋間のリニア新幹線開業を
東京・大阪間にするよう国に働きかけてきました。
リニア新幹線はJR東海が独自の資金で工事をして
国のお金は一切使いません。
早く、安く実現するために東京~名古屋間を
先行開業しようとするのは当然です。
東京から名古屋で止めることにより、名古屋以西に
行くためには、新幹線に乗り換える必用があり
名古屋駅の地位向上にもつながります。
つまり名古屋から大阪まで同時開業させるには
国やJR西日本の資金が必用だったため大阪は
国に働きかけていたのです。

リニア新幹線に滋賀県は直接関係ありませんが
滋賀県も大阪までの同時開業に尽力していれば
北陸新幹線を敦賀から米原へ引き寄せられた
ものと思います。
というのも、それが一番距離も短く、お金が
かからないからです。それなのにこのルートが
否定されたのは、名古屋~新大阪間のダイヤが
過密で、米原~新大阪間の北陸新幹線乗入が
ダイヤ上不可能だからです。

「戦いとは、いつも二手三手先を考えて行うものだ」
アニメ「機動戦士ガンダム」でシャア・アズナブルの
名言のひとつですが、まさに今回の件は先を
読めなかった滋賀県の敗北というしかありません。

2016年2月5日金曜日

今月中に預金するなら、ソニー銀行がお得!

日銀黒田総裁がマイナス金利を発表後、銀行は
住宅ローンなどの利息を下げる一方で、預金の
利子もないに等しい数字へと下げています。
NHKのニュースで「すでに利子を下げている
銀行も見られます」とソニー銀行の普通預金の
利子が0.01%から0.001%に下がったと報道して
いました。

しかし、これには裏があります。
ソニー銀行は昨年12月から今月末まで、6ヶ月
または1年満期の定期預金のみ利子を年0.25%
にするキャンペーンをおこなっています。
また他行から振込をすると金額に応じて、現金を
プレゼントするという太っ腹です。
ホームページによると、100万円以上を他行から
ソニー銀行に振込、500万円の1年定期をすると
利息と現金プレゼントで税引き前の金額ながら
1年で15,000円増えるそうです。

恐らく何等かの事情で手元資金を増やしたいが
ために、このようなキャンペーンを実施したと
思います。
日銀のマイナス金利を聞いて、すぐに中止
したいところですが、2月末までと謳ってしまった
ため、やめるにやめられず、とりあえず損害を
抑えるために普通預金の利子を実質ゼロに
したものとうかがえます。

もちろん「損害」とは言いましたが、これは
早くとも春にならなければ、得か損かは明らかに
なりません。
いずれにしろ、
今月中に預金するなら、ソニー銀行がお得!
ということは間違いありません。

2016年2月4日木曜日

技術者は有能、経営者は無能のシャープ

シャープは台湾の鴻海精密工業に再建支援で優先交渉権
を与える方針を決めました。
非常にショックなニュースです。

シャープは3年前にも大型液晶部門で鴻海精密工業
を頼って大変なことになった経緯があります。
最初はおいしい話で誘い、またはじまったらトラブること
が予測できないアホ企業なのでしょうか?

本音を言うとシャープの経営陣がアホかどうかはどうでも
よいのですが、シャープ技術陣は日本のものづくりの
象徴ともいえる有能な技術者たちです。彼らがつくった
技術を台湾に吸い取られることだけは、避けなければ
なりません。

具体的に一番危惧するのは、スマホ画面に採用されている
「IGZO」の海外流出です。これは消費電力を抑えて
バッテリーの使用時間を延ばす技術です。
現在もバッテリーは携帯電話からEV自動車にいたるまで
1990年代ビデオカメラなどに搭載された「リチウムイオン
バッテリー」が採用されています。
液体燃料などの代替携帯エネルギーの研究もしている
ようですが、リチウムイオンに代わる、小型で安全で実用的
なものが4半世紀たっても登場していないのが事実です。
そこで、バッテリーの性能を上げるのではなく、部品の
消費電力を抑えられないかということになり、開発されたのが
新しい携帯向けディスプレー「IGZO」です。

そもそもリチウムイオンバッテリーに関して多くの特許を
保有する三洋電機もなくなりました。その家電部門は
中国メーカーに売却されたものの、電池関連は
パナソニックが引き継いでいます。
シャープは目先の利益のために今回の選択をしたので
しょうが、この先を思うと残念としか言いようがありません。

2016年2月3日水曜日

自動運転の前に

安倍総理大臣は昨年2020年東京オリンピックの頃には
自動運転の車が街を行き交うようにしたいと、乗用車の
自動運転技術の向上をメディアにアピールしていました。

しかし自動運転の前にしなければならない課題があります。
昨日、静岡県藤枝市で薬局に車が突っ込んで1人死亡する
事故がありました。
事故をした車は奇しくも、テレビCMで自動運転技術を
アピールしている「やっちゃえ○○」のメーカーのものです。
今回に限らずコンビニやスーパーなどの店舗に車が
突っ込む事故が毎日のようにおきています。

これらの事故は運転手の病気などの原因もありますが
多くがアクセルとブレーキの踏み間違えです。
対策としてアクセルを急に踏み込んだ場合はエンストさせ
停止させればいいのではと考える方もいらっしゃるかも
しれませんが、もし本当に必用な場面だったら大変な
ことになります。たとえば右折待ちで直進車が来なくなり
焦ってアクセルを強く踏み込んだ途端に止まってしまうと
大事故につながるかもしれません。

ここで、今開発しているセンサーを活かした技術を投入
するのです。要はアクセルを強く踏み込んだ際に
その先に障害物があるとAI(人工知能)が判断したときだけ
アクセルを無効化させるのです。

自動運転とか言う前に、これからの高齢者社会にそなえて
人が間違えて操作した場合でも、それを修正してくれる
ような「サポートカー」ともよべる車をつくるべきですし
そのほうがメーカーの売り上げも伸びると思うのですが
いかがでしょうか?

2016年2月2日火曜日

祝・大阪国際女子マラソン福士加代子選手優勝

昨日の新聞のスポーツ面は
「サッカー23歳以下の日本代表がアジアカップ優勝」
「大阪国際女子マラソン福士加代子選手優勝」
「ラグビー日本選手権パナソニック3連覇」
といろいろありましたが、私としては
「祝・大阪国際女子マラソン福士加代子選手優勝」
というのがトップです。

2009年1万メートルでの輝かしい成績を引っ提げて
福士選手は大阪国際女子マラソンにマラソン初参戦
します。30キロではトップを独走するものの、その後
急失速し、最後は何度も何度も倒れては立ち上がり
かつて見たことの無いゴールシーンでした。
その後は練習を重ねてマラソン日本女子選手の
中ではトップを走るものの、もともとがマラソン選手
でなかったため、後半に失速するケースが多く、
2013年大阪国際マラソンで優勝するものの
世界で勝てる選手として見られませんでした。
昨年は足の骨折などから、世界陸上を棄権して
今年の大阪国際女子マラソンが最後かもしれないと
囁かれるほどでした。

今大会もスタート後は順調で10キロ付近の
給水場では自分のドリンクを他の外国人選手に
飲ませる余裕もありました。
しかし、25キロくらいで独走にはいると、2009年の
頃が頭に過り嫌な予感になります。
この大会はオリンピック出場の代表選考を兼ねており
その参考タイムは2時間22分30秒でした。
余裕でクリアできるかというタイムも40キロ手前で
微妙になってきます。
しかしここをなんとか我慢して2時間22分17秒と
選考の基準となる参考タイムを僅かに上回り
オリンピック代表をほぼ手にしました。

私だけでなく、大阪の人は2009年の福士選手の
姿を覚えているからか、後半の沿道の声援は
テレビを見ていても異様な雰囲気でした。
ほんとうに、おめでとう。よかった。の一言です。
解説の松野の号泣には及びませんが、本当に
泣きそうになりました。

さて、昨日このニュースを見て思ったことがあります。
参考タイムを上回り選考レースで優勝したにも
関わらずなぜ即オリンピック代表ではないのか
という不満です。
すでに内定している伊藤舞選手は
世界陸上北京大会を2時間29分48秒7位
という成績です。日本人の中でトップで
世界の強豪の中での入賞ということでかも
しれませんが、昨年の話です。
夏の大会で選考されることは、オリンピックも
夏なのでよいこととは思いますが、
この成績で伊藤選手が五輪出場して
万一、福士選手が選ばれなければ、
大阪で暴動が起きるかもしれません。

2016年2月1日月曜日

黒田総裁、すみません。。。

日銀の黒田総裁に謝らなければなりません。
私は日銀の黒田総裁の最初のバズーカは評価しますが
2発目は不発で3発目は撃ってはいけないと主張しました。
しかし、3発目はそれなりの効果があったようです。

先週、甘利大臣が収賄疑惑の説明会見において
突然の内閣辞任を表明しました。
当然、翌日は株価の大暴落かと予想してましたが
日本を含む世界の視線は日銀の金融緩和策がどうなるか
に注目が集まり、そこに黒田総裁が3発目のバズーカ砲を
放ったのです。

銀行が日銀にお金を預けて返す場合、利子をつけて返す
のではなく、手数料をとって返す「マイナス金利」を
発表したのです。
これによって銀行は日銀にお金を預けなくなり、
余ったお金を企業の設備投資などに積極的に貸し付けて
もらおうとしているのです。
しかし、企業は今年の賃上げは昨年ほど積極的に
なっておらず、銀行に唆されたからと言って、設備投資を
急ぐとは思われません。
最初はいいように聞こえても、結果が伴わない策で
詳しい人によると、銀行の体力を弱める「逆効果」を
主張する意見が大半です。

私の予想どおり撃ってはいけない3発目だったのですが
タイミングがよかったのです。
アベノミクスの中核は安倍総理、麻生副総理と甘利大臣
です。その中核の一人が欠けたにも関わらず
世界に日本経済の不安を感じさせなかった功績は
効果があったと言わざるをえません。
撃ってはいけないとと言いましたが、攻め続ける姿勢も
大切なのかもしれません。