明日、関空第1ターミナル一部再開と
ニュースが報じています。
しかし、タンカー衝突で破損した連絡橋の
修理で巨大なサルベージ船が停泊してるため
A滑走路はほとんど使用せずB滑走路を
使用するそうです。
台風直後から復旧した第2ターミナルと
B滑走路は2007年開業しましたが
瀬戸大橋、東京アクアラインと並ぶ
「20世紀末の三大バカ事業」と揶揄され
たものであります。
しかし、このバカ事業がなされてなければ
今回の早期再開はなかったのです。
「想定外の被害」は先を争って報じられますが
なぜ「想定外の復旧」は伝えられないのでしょう?
今日撮影した、なんばで台風の被害画像を
ご紹介しておきます。
よく災害のニュースで「想定外」
という言葉を耳にします。
我港区は台風21号で多くの被害を受けて
「想定内」は報道されないことを知りました。
ここでよく呟いていますように
第2室戸台風の浸水被害を受けて
半世紀前に港区は高潮にゆよる浸水対策を
強化します。
安治川、尻無川それと大正区と西成区の間
を流れる木津川に巨大な水門を建設、
城壁のような防潮堤で囲い、鉄製の防潮扉で
川からの浸水を防ぎ、ほぼ全域の土地を
3メートルほどかさ上げしました。
その結果、防潮堤周囲の岸壁は高潮の被害を
受けましたが、防潮堤の中に被害は
ありませんでした。
しかしそれを取り上げたニュースはありません。
関西空港も第1ターミナルが浸水して大変ですが
あとからつくられた第2ターミナルや滑走路は
地盤沈下対策などから、高さが5メートルほど
高かったので被害を受けていませんが
ニュースでは被害を受けた第1ターミナルしか
語られていません。
第2ターミナルは復旧のニュースでしか
登場していません。
「想定外」は視聴者を引き付けますが
「想定内」はニュースにならないのです。
古くは、メルトダウンした福島第1原発事故ばかり
とりあげられ、震源に近かったものの
事故がなかった女川原発について
報道されなかったように、
災害に於いて、想定内は報道されないのです。
今回の台風で足掛け3日間
停電になって気づいたことのひとつに
ラジオ放送があります。
災害用品として懐中電灯・ラジオと言えば
家電製品の中でもツートップです。
しかし実際に、懐中電灯は役立ちますが
ラジオは役に立ちませんでした。
ラジオが役に立たないというより
ラジオ放送が役に立たないのです。
停電になって、一番欲しい情報は
いつ頃停電から復旧するかです。
今回の停電は大阪でも一部のことで
みんながみんな停電で困っていなかった
かもしれませんが、ラジオで情報を
得られることはありませんでした。
ニュース自体も少なく、相変わらず
パーソナリティー方式のトーク番組
ばかりです。
ラジオ離れしていた私は、ここで
ラジオの価値を再認識すれば、再び
ラジオを聴き始めたかもしれのませんが
これでは聞く気もしません。
一方、停電が解消されテレビをつけると
停電中に起きた北海道地震のニュースを
中心に、ほぼニュースを報じています。
被災者にあれこれ呼びかけて、情報を
必死に発信しています。
防災用品はラジオではなく、
ワンセグを受信できるスマホだったのです。
ラジオ放送の意味・・・
もうそんなものはなかったのです。
なんでラジオ放送ってあるんでしょうか?
しばらくお休みのつもりでしたが、
ちょっと呟きたくなったので再開します。
9月4日台風21号が阪神地区を直撃し
空前の被害を与えました。
私の住む大阪市港区でも、阪神大震災を
上回るかつてない被害でした。
近所では室内にいた女性が外からの飛来物
が顔面を直撃して死亡しました。
2軒隣では建物の4階部分が全壊し
私の家にも建築物の破片が多数飛来、
大雪、地震、台風といろいろ経験しましたが
今回が一番キツかったです。
なかでも9月4日14時にはじまった停電が
9月6日朝までつづき、電気のありがたさを
痛感しました。
そんな中感じたことがあります。
関西電力の姿勢です。
スマホでなぜ?いつまで?停電なのかと
調べるも、停電前の13時30分から
情報が更新されません。
さすがに忙しいからかと諦めていましたが
関西電力のホームぺージは今現在も
停電に対しての「おわび」がありません。
企業トップページは黒4ダムの画像、
個人向けサイトのトップは電気とガスと
セットで契約するプランについてです。
関西電力の経営方針
それは、いかに顧客を囲い込むかです。
囲い込んでしまえば、あとはどうでもいい
ホームページを見ればわかりますw