2016年1月27日水曜日

昔ながらの地下鉄の便利さ

心斎橋大丸北館(旧そごう)地下二階で買い物の後
地下鉄に乗ろうとウロウロしましたが、出口がありません。
ひとつフロアを登って地下一階に地下鉄の表示が・・・

大阪の大動脈ともいえる地下鉄御堂筋線の便利さの
ひとつに「乗りやすさ」があります。
これは、大阪の中心街を貫く路線的なこと以外に
道路を掘ってつくったため、駅が浅い深さにあることが
挙げられます。
東京でも銀座線などの歴史の長い路線は、たいてい
そうだと思います。

中津から天王寺まですべて地下1階がコンコースで
地下2階が駅です。御堂筋線と乗り換える路線は必ず
御堂筋線の下をくぐっています。京阪、阪神は
御堂筋線の線路に突き当たるかたちで、辛うじて
大国町駅で四つ橋線が御堂筋線と肩を並べて
地下2階の駅です。しかし御堂筋線以外の谷町線や
堺筋線なども御堂筋線と交わらない部分は地下1階が
コンコースです。

東京の地下鉄大江戸線がそうであるように、
大阪でも、鶴見緑地線や、今里筋線といった最近の
地下路線は私鉄も含めてかなり深い部分に線路が
あり、地上からコンコースまでがかなり離れているのは
珍しくありません。

工事技術が発達して、エスカレーターやエレベターが
あたりまえになった今、地下深い駅はいろいろと都合が
よいのかもしれませんが、利用する立場から言わせて
いただくと、地上から降りたらすぐ改札のある
昔ながらの地下鉄の便利さがうれしいです。
今後も大阪市内に地下鉄路線の計画はあります。
災害対策の面からも、御考慮いただきたく思います。

さて、明日からは大阪市港区を走る地下鉄中央線
シリーズです。

2016年1月26日火曜日

野々村竜太郎裁判がお笑い番組より面白い件

昨年11月24日、まさかの裁判ボイコットで
またしても伝説をつくってしまった野々村竜太郎
被告は異例の「拘束」をされ、拘置所から
神戸地方裁判所へ出廷しました。
















その姿が丸刈りスキンヘッドという時点で
先制の一撃を与えたかと思うと、さらに
失礼して起立して発言する前に、まず起立させてください。
と、わけのわからないことを言って立ち上がって一礼し、
起訴事実を全面否定しました。

被告人尋問では、「記憶を確認するのでお待ち下さい」
などと繰り返したあげく昨年「記憶障害の可能性がある」と
病院に診断されたと話しました。
検察側からの尋問はともかく、打ち合せしているはずの
弁護側からも「記憶にありません」の連発だったのです。
ついには裁判官もイラついて切れてしまったそうです。
その一方、記憶障害の診断をされた日や取り調べの日は
すらすらと答え、まるでコントのような裁判だったそうです。
そして、裁判後そのまま拘留されるというオチまでつきました。

これはもうお金も返したことだし、さっさと裁判を終わらせたい
・・・というか、自分は裁判をなぜしているんだ?というような
思いからきているのでしょう。そのうえで、罪に問われて
さらに罰金を科せられたり、刑務所には行きたくないという
思いから、否認をして、記憶にございませんだと思います。
しかし、客観的に見てこの行為が火に油を注いでいることは
本人は一生かかっても気づかないのです。

2016年1月25日月曜日

沖縄宜野湾市長選挙の結果

寒波の影響で今朝まで日本各地でいろいろと
影響がありました。
初のみぞれを観測した沖縄本島で、ニュース
です。宜野湾市長選挙で自民公明推薦の
現職の佐喜真淳氏が再選した件です。

現職の佐喜真淳氏と志村恵一郎氏が争うかたちの
選挙でしたが、大きな違いはひとつです。
佐喜真淳氏は「普天間基地の早期移転」のみを掲げ
志村恵一郎氏は「普天間基地移転、辺野古への移設
は反対」という点です。
簡単に言うと宜野湾市民は、地元の普天間基地の
移設は早くしてほしいが移設先は辺野古でも
しかたないと言うことです。

これが正直な沖縄県民の声ではないかと思います。
もちろん辺野古周辺住民は反対だと思いますが
沖縄県民の多くは、沖縄県に基地が集中することに
疑問をもちながらも、現実的に基地をなくすことは
不可能と考えているようです。

沖縄のメディアや一部の過激派が煽っても
沖縄の人の多くは冷静であるということです。
ネット社会が発達し、様々な情報がどこでも手に入る今
沖縄県が本土から離れているからといって
情報操作をしても、北朝鮮のようにはならないと
いうことです。

沖縄県の翁長知事は早く沖縄県の本音をくみ取り
現実的な沖縄の未来へ歩んでほしいものです。
でないと、日本が発展しても沖縄が乗り遅れてしまう
ことになりかねません。

2016年1月24日日曜日

地方創生や1億総活躍の思い切った策

昨日の最後に
「地方創生や1億総活躍の思い切った策」
という言葉でしめました。
具体的にどういうことかということかを
再度まとめてみます。

地方創生と言うと聞こえがいいのですが、
結局は首都一極集中で生じた地方衰退の
ツケを払うため、地方に繁栄するための知恵を
だしなさいと政治が地方に押し付けている
状態をいいます。
たとえば繊維協会は昔は大阪にありましたが、
政府主導で東京に移った経緯があります。
この首都一極集中をやめれば明日からでも問題は
解決します。

しかし消費者庁を徳島に移すとなれば野党はともかく
与党まで反対する状況です。
昔とは違いネット社会となった今、省庁移転くらいで
拒否反応を示すようでは、この国はよくならない
ということです。

もうひとつ「1億総活躍」についてです。
アベノミクスは昭和の高度成長期までは
いかないまでも所得と物価を上昇させ、国の借金の
価値を下げることです。
高齢化社会で働かない人が増えるとお金が
まわらなくなり、所得も物価も上がりません。
そこで、老人も女性も働ける人は働いて欲しくて
1億総活躍と言っています。
「国民は全員働け」ということです。
理想は結婚出産した女性が復帰してもういちど
働くことです。
しかし、それ以前に考えなければならないことが
誰もが働ける環境です。

昨年、残業代ゼロ制度は年収1000万以上などの
条件つきで収まりましたが、そもそもこのような
話がでる時点で内閣や政府が企業主導で、
本当に国民総動員で労働に従事させることを
考えていないことがわかります。
残業手当目的で仕事をサボるからダラダラとして
残業代が発生してしまうという言い分は、仕事の
できる能力のある人の言い分です。
1億人いれば1億通りの能力があり、いろいろな
人の立場から物事を考えなければなりません。

1億総活躍というのであれば、企業の立場でなく
無職国民の立場から働ける環境をつくる必用が
あります。

2016年1月23日土曜日

バス事故の多発は小泉内閣時の規制緩和が開花したとしか言えません

一昨日、今年のバス事故を上げた矢先、また昨夜、仙台で
回送中の路線バスが田んぼに転落する事故がありました。
乗務員は朝から眠気があったと居眠り運転の証言をして
います。

1月18日の「安全にお金が必用な理由」で人件費だけを
あげました。
その他にお金を必用とするものに、健康診断、適性検査と
研修があります。この3点のうち必須なのは前の2項目で
研修に関しては、各社様々で特に義務はありません。
今回の仙台の事故は健康診断に問題があったと思います。

健康診断は一般企業がおこなう、普通の健康診断以外に
最近は無呼吸症候群の検査も行うよう奨励されています。
これらの検査結果から、数値に異常がみられる場合は、
たとえ乗務員が体調は悪くないと主張しても、治療をさせて
経過報告を受けるのも運行管理者の仕事です。場合によって
は乗務をさせてはいけません。

「乗務をさせてはいけません」と簡単に言いましたが
たとえば事前に健康状態が悪いことを知って、乗務をさせない
のであればいいのですが、たとえば早朝に出社点呼する際
体調不良であれば、どうすればよいのでしょうか?
人員に余裕のあるバス会社ならば、予備乗務員がいて
その乗務員を代わりに乗務させて運行できますが、
小規模のバス会社では社長自らバスに乗務する繁忙期は
無理に乗務させるしか方法はありません。
具体的には、公表されていませんが、運行当日の朝の点呼で
アルコールチェックにひっかかり乗務できない乗務員がでる
ことは、現実的におこっています。

適性診断というのは運転に適性しているかを外部機関で
テストをうけることで、その結果を運行管理者が分析し
乗務員に事故が起こさない為のカウンセリングをすることです。
外部でテストを受けるため、バスに乗務しないのに、乗務員を
出社させる必要があります。酷い企業は休日に診断を受ける
ように強要するところもあります。もちろん診断料も必用です。

今日あるテレビ番組で日本バス協会自体が問題のある組織
であるとか言っていましたが、小規模なバス会社は協会に
加入するとお金がもったいないので、加入していない企業も
規制緩和後のバス会社を中心に多数あるので、協会は
あまり関係ありません。

で、なぜバス会社はこうなってしまったのか?
ある番組で小泉内閣時の規制緩和が原因と言っていたそう
ですが、まずそこがすべてのはじまりだったことは否めません。
それまではバスのレンタカーを乗務員付で貸し出すという
行為が多々ありました。

平成元年、越前海岸の岩盤崩落事故で
乗客全員が死亡しました。
このバスが白色ナンバーのマイクロバスだったため
保険はおりませんでした。
白ナンバーのバスと緑ナンバーのバスの大きな違いは
事故を起こした場合の保障です。
規制緩和によってこれら白ナンバーは緑ナンバーとなり
レンタカーで営業運転する違法ケースは減りました。
しかし、これまで述べてきた通り、車両を数台しか保有
していないような規模では、乗務員の労働時間や点呼、
万一の事態に備えた予備運転手などの用意はできません。
もちろん、これらを満たしたからといって事故が減るか
どうかはわかりませんが、環境が整わないことは事実です。
もし、この規制緩和が価格競争を煽ったのであれば、
無知というしかありません。先日軽井沢で事故をおこした
バス会社が夜行スキーツアーを19万で受注したと言って
ましたが、あの値段から貸切バスは1970年頃から
ほとんど変わっていないことがわかります。

もし、国が環境を整えたいのであれば、平成の大合併のように
現在あるバス会社を統合して1営業所の車両台数25台以上
乗務員30名以上くらいの規模のみの認可制にするくらいに
しなければ、なしえないでしょう。そうすることによって中国人の
インバウンドツアーバスは白ナンバー化していくので、取り締まり
強化も必用です。地方創生や1億総活躍もそうですが、
思い切った策を出さなければ、現状は変わりません。

2016年1月22日金曜日

サンタマリア号をおいかけて海遊館など

冬のダイヤモンドポイントは晴れていれば、空気が 乾いてとてもよい景色です。
















冬のダイヤモンドポイントは晴れていれば、空気が
乾いてとてもよい景色です。

冬のダイヤモンドポイント















そこへ1隻の船が・・・

観光船「サンタマリア号」















観光船「サンタマリア号」です。

天保山岸壁















追いかけて撮影を試みるも、既に天保山岸壁に
着岸されていました。

かいゆう2















せっかくなので、その周辺も撮影しました。

キャプテンライン















USJとを結ぶキャプテンラインです。

海遊館

海遊館















その向かい側には、海遊館がそびえます。

海遊館 大阪文化館 ホテルシーガル天保山














向こうには、大阪文化館とホテルシーガルが
見えます。

大阪文化館















大阪文化館は科学特捜隊本部を丸くした感じです。

ホテルシーガル















ホテルシーガルの下層突起部は海を見下ろすチャペルです。

天保山マーメイド広場















チャペルの下の海に浮かぶオブジェが寂しい。。。

2016年1月21日木曜日

今年20日間メディアで報じられた観光バスの事故一覧


4日午前7時ごろ 札幌市清田区 走行中のバスから出火 負傷者無し
7日午後3時45分ごろ 東京都小金井市 アパートに激突 1名負傷
14日午前7時半 東京・小金井市 人身事故 1名負傷
15日午前2時ごろ 長野県軽井沢町 転落事故 41名負傷うち15名死亡
17日午前10時ごろ 兵庫県淡路市 走行中意識不明 負傷なし
19日午後2時半ごろ 福井県あわら市 強風横転 4名負傷
20日午後7時ごろ 東京都大田区 電柱衝突 乗客24名が負傷
20日午後8時前 愛媛県今治市 ガードレール衝突 負傷者無し

私が調べた今年のバス事故の一覧です。
もちろん、これまでも事故があってもニュースに
ならなかっただけで、吹田と関越道の夜行バス事故
以来、観光バスの事故が注目されているだけかも
しれません。
(ちなみに重大事故の定義は広く、たとえば故障して運行を
途中で打ち切る事態に陥った場合なども含まれます)
http://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/subcontents/data/statistics54.pdf

しかし、年末の九州と東京のバス炎上から始まって、
事故が多くなっていることには間違いありません。

今日も軽井沢の事故をおこしたバス会社が運転手らと
労使協定を結ばず労働基準法違反などの疑いで
厚労省が書類送検の方針とかニュースになっています。
ただ、この点はこの会社が無知なだけで、結んでいる
会社が有能なブラック企業ということかもしれません。
つまり締結しているという書類が1枚あればいいだけの
話なのですから。
それりも興味があるのは事故時のギアがニュートラル
だったということです。これでバス事故の原因は
エンジンブレーキをかけずに下り坂を下ったことが
確定しました。今後の展開に注目です。

最初にあげた一覧でひとつ気になるのは、
「19日午後2時半ごろ 福井県あわら市 強風横転」
です。
乗務員のミスではなかったのかもしれませんが、
普通、バス会社は各社それぞれの規定があり、
たとえば岡山県のあるバス会社はホームページに
平均風速が20m/秒以上の場合は運行しないと
あります。しかし意外なことに、乗務員はもちろん
運行管理者に至るまで、そのルールが頭にはいって
いないことが大半です。
この強風横転事故において、この会社の規則はどうで、
乗務員はどう報告して、運行管理者はどういう判断で、
あったかなど、気象に関してどう対処していたかは
報じられておりません。

本日、国会質疑においても石井国土交通大臣が
軽井沢での事故の答弁で「安全性評価認定を活用して
いただきたい」と言っていましたが、横転したバス会社が
その基準の最高ランクのバス会社だけに、メディアも
含めて、厳しい目で見てもらわないと安全性評価認定
自体が無意味なものになってしまいます。