2017年6月18日日曜日

鉄道整備は鉄道会社の仕事、税金投入は勘弁してください














万博とIRを誘致している夢洲のアクセスとしては
すでに開通している自動車専用道路「夢咲トンネル」
と共用する大阪市営地下鉄中央線のルートは確保
されています。
しかし、これとは別にJRと京阪電車を乗入れる
計画もあるようです。

大阪府・大阪市は「なにわ筋線」もそうですが
なぜ鉄道整備に積極的なのでしょうか?
鉄道整備は鉄道会社の仕事です。
鉄道会社にこの路線なら免許をだしますよ的な
誘導ならよいのですが、税金を投入することは
絶対に許されません。
大阪維新の会が過去の府政・市政で無駄を批判した
ように、批判対象となることは確実です。

大阪の仕事は鉄道整備ではありません。
例えば使われなくなった港を統廃合して整備して
岸壁を限定することで、埋立地と埋立地の間の
橋梁が短く低くして安価にかけられるように
するなど、やることはいくらでもあります。
鉄道延伸に税金投入は勘弁してください。

2017年6月17日土曜日

安倍政権はつづくも憲法改正は絶望的に

6月15日参議院で、与野党が対立する法案としては
10年ぶりに、委員会での採決を経ずに本会議で
採決が行われ、自民・公明両党や日本維新の会などの
賛成多数で「テロ等準備罪」は可決・成立しました。
確かに必要な法律だとは思うのですが、内容のない
法律なので、施行後問題となる可能性大です。
野党の言うように「審議が尽くされていないものを
強引に強行採決した」ものですが、言い換えれば
野党がグダグダと関係ない話をしたがためとも言えます。

ただ強行採決に踏み切ったのは、安倍政権であることも
事実です。
時事通信が9~12日に実施した6月の世論調査で、
安倍内閣の支持率は前月比1.5ポイント減の45.1%で、
4カ月連続の減少となり、内閣を支持する理由(複数回答)は、
「他に適当な人がいない」18.8%でした。
つまり、何をしようが当面は安倍政権だということです。

ただし、今回の件で安倍政権の念願である「憲法改正」は
絶望的になりました。
改正案の可決まではシナリオどおりに通りますが
国民投票で100%通らないからです。

2017年6月16日金曜日

境川信号所の面影

10年以上前、大阪環状線の乗務員が手にする
ダイヤにはひとつだけ駅名でない表示がありました。
弁天町駅と大正駅の間の「境川」です。
これは「境川信号所」と言い、大正駅から大阪臨港線
という貨物線に分岐する地点です。
大阪臨港線が廃線になった今、線路はありませんが
その跡地を撮影に行きました。





































大正から弁天町へ向かう外回り線は境川信号所を
越えると内回りとそと回りの間に臨港線の引き込み線が
あらわれ、外回りはさらに高くなり、その下を
引き込み線がくぐるのですが、引き込み線の線路は
ないものの、高架の状態は昔のままです。





































このあたりは道路も狭く、いかにも下町って感じ
ですが、廃線跡だけは緑が生い茂る不思議な空間
となっています。


2017年6月15日木曜日

阪急阪神ホールディングスの株主総会

阪急阪神ホールディングスの株主総会が開かれた中、
ある男性株主は普通列車がリニューアルされ、
デザインが一新されたことに言及し、
「普通(列車)の色を変えるのであれば、
8000系、9300系(特急、急行)
讀賣ジャイアンツカラーから変えることはできないか」
と総会で質問しました。

この記事をネットで見た時、思わず「なるほど」
と言ってしまいました。
阪神タイガースファンで、阪神電車もたまに利用
しています。
しかし、考えたことはなかったのですが、これは
正論です。
なんば線開通にあわせて投入された車両は何となく
阪神タイガースカラーかなとも思いましたが
生まれた時からずっと見ているカラーに関しては
「固定観念」というのか、ピンときませんでした。
いや、思いついてたら、ここで間違いなく呟いてた
はずです。

「当たり前」と思って見てるものでも
「当たり前」ではないものが、この世の中には
まだまだあるんだろうなと思うと、少しワクワク
してくる今日この頃です。

阪神電車8000系、9300系(公式サイトより)





2017年6月14日水曜日

東神観光バスの運輸安全マネジメント













東名高速道路を走行中の観光バスに
対向から乗用車が飛んできて正面衝突した
事故について「高速道路に潜む危険」
少し話をさせていただきました。

その事故にあったバスガイドが記者会見を開き
乗客が自分たちの案内に従い、シートベルトを
してもらったことを強調、感謝していました。
実は、出発前に乗務員が乗客に対してシートベルト
着用の案内をせず、事故で乗客が負傷した場合、
業務過失傷害罪に問われます。
つまりこの会見は自分たちはそれに当たらないという
アピールの会見です。

ただ高速道路を走行中は基本バスガイドも着席し
シートベルト着用することが、規律に厳しい企業なら
「運輸安全マネジメント」でうたわれているはずで、
違法ち言えないまでも、高速道路を走行中に
ドア付近で立っている基本姿勢はバス会社として
いかがなものかと思います。

2017年6月13日火曜日

天皇陛下、退位の後

天皇陛下の退位を実現する特例法の成立を受け、
京都市の門川大作市長は12日の定例記者会見で、
皇族の一部に京都に居住してもらう「双京構想」を踏まえ、
「京都における上皇の滞在や宮中行事の実施に関し、
具体的にどういう可能性があるのか、知事や各界の有識者らと
近々に再び協議を行い、早急に国に要望したい」との考えを示した。

皇居は京都御所にするのが理想だと考える私ですが
現実には絶対に実現しないであろうと思っていました。
ところが、特例法成立のあとにこのニュースを見て
注目しているところです。

確かに退位した上皇陛下が京都にお住まいになるのは
名案です。
東京の皇居で生活していると、退位したとはいえ、
どうしても皇室行事にかかわってしまいますが、
京都だとそれがありません。
よって京都での宮中行事は、できるだけ執り行わない
方向で検討してほしく思います。
ただ、年始の挨拶は上皇陛下への負担軽減から皇居でなく
京都で行うべきでしょう。
もちろん、京都とは京都御所がよいと思っています。

2017年6月12日月曜日

高速道路に潜む危険

6月10日、東名高速道路で反対車線に飛び出した
乗用車が観光バスと衝突し、1人が死亡して45人が
けがをした事故は、乗用車がいったん左側のガード
レールに接触し、制御を失って右側の中央分離帯を
飛び越えたとみられることが分かりました。
見たところ中央分離帯は80センチ程度ありそうで
トラックなどの大きな車両はともかく、乗用車が
そんなに簡単に飛び越えそうにはありません。
それでも飛び越えてしまうのです。

乗用車の運転手が死亡した今も、事故の原因は
調査中です。
しかし、確かなことはひとつあります。
「高速道路には危険が潜んでいる」ということです。