3日前、関西電力高浜発電所の特別点検について報道がありました。
現在、我が国に稼働する原発はありません。
もちろん、この状況に陥ったのは、
2011年の東京電力福島第一原発事故に起因します。
この件では未だに地元住民の方々が、
避難生活を続け、たいへんなご苦労をされております。
また、原発廃炉に向け、命がけの作業をされている方々がおり
心からお見舞い申し上げるとともに、
がんばってほしいと応援しております。
ただ、私は原発稼働反対の立場ではありません。
もちろん、将来的には、地熱やメタンハイドレートなど
新しい発電システムを構築しなければなりません。
しかし原発を廃炉にしても燃料は残ります。
この燃料を完全に使用するまでは
稼働しないと、この国の発展はありません。
原発が稼働しないため、電気料金が高騰し
企業も家庭も苦しくデフレ脱却の障害になっています。
「安全じゃないものを動かすな」ですか?
確かに「絶対安全なもの」はありません。
考えてほしいのは、「福島第一」がメルトダウンしたのに
震源に近かった「女川原発」がなぜ大事故に至らなかったかです。
(実際は浸水、倒壊、火災、電源喪失等危険な状態に陥りましたが
福島とは違い、非常用電源が機能したため、原子炉を冷却でき
メルトダウンに至りませんでした。女川町は高台施設も流される事態で、
原発施設は被災時避難場所にもなりました。)
そもそも、この事実を知る人がどのくらいいるのかも疑問です。
マスコミは事実を報道したうえで、考えを述べたりします。
知る権利のある私たちはマスコミの考えに流されず
より多くの事実を知ることが重要であると思います。