2017年10月12日木曜日

デジタルタコグラフの危険性

神奈川県内の東名高速道路において
追い越し車線で車を停止させた後
後ろからトラックが追突して停止
させられた車の2名が死亡した事件
で、車を停止させた男が逮捕され
ました。
この事件をワイドショーが解説
して、これ以外にも危険運転は
多くあると、動画サイトにアップ
された映像を解説していました。
その中で、ひとつ補足したい点が
あります。
もちろん、煽るほうが煽られる
ほうより悪いのですが、
煽られる方がすべて悪くないわけでは
ありません。
その一例がトラックやバスに搭載された
「デジタルタコグラフ」です。

トラック、バス、タクシーなどの
業務用自動車には「デジタルタコグラフ」
が搭載されています。
「デジタルタコグラフ」には運転する
自動車の速度、エンジン回転数、距離が
記録されており、GPSと組み合わせて
運行後にどの道をどれくらいの速度で
走行したかも地図上で再現可能です。
乗務員を運行管理する必須アイテム
なのですが、時速100キロを
超えなければデジタルタコグラフに
速度超過警告が表示されないケースが
多いため、制限速度が時速70キロで
あろうが、時速80キロであろうが、
トラック、バスの乗務員は
時速100キロを超えないギリギリの
速度で走行するケースが多いのです。

逆に言うと、道路状況を無視して
時速100キロ以内で走ろうとするため
強引な追い越しをします。
たとえば時速80キロで走る車があれば
後ろから追い越そうとする車がいても
追い越し車線に飛び出てしまいます。

安全のための装備が
事故の原因になるかもしれないのです。

2017年10月11日水曜日

8Kテレビ放送

8Kテレビ放送って本当に始まる
のでしょうか?

アナログからデジタルへと移行した
2011年、地方のテレビ局は
デジタル化へのコストが重くのしかかり
なんとかデジタル化にこぎつけました。
そこから4K、8Kへとグレードアップ
は、現実的に無理だと思います。

都市のテレビ局も東京は移行可能でも
ネットに広告料を持って行かれている
その他のテレビ局がついていけるか
疑問です。

受信料徴収で広告料に左右されない
NHKは可能です。
実際NHKは8Kにノリノリで
すでに放送可能な状態です。

しかし、視聴者側はどうでしょうか?
現在の地上波デジタルで、既に画質には
満足しているのではないでしょうか。
たまにプロ野球が長引いて、延長部分を
サブチャンネルで放送する場合に
画質低下となってストレスになりますが
一般には現状で満足しています。

家電メーカーが高価なテレビを売りたい
気持ちはわかりますが、需要があるかは
疑問です。
結局のところはNHKとCSなどの
有料チャンネルに留まって、一般的には
8K放送は普及しないでしょう。
したとしても、放送局も家電メーカーも
潤わない結果となり
「8Kとはいったい何だったのか?」
という声で溢れそうです。

2017年10月10日火曜日

日本国憲法9条がノーベル平和賞を受賞できない理由

「ICAN」=「核兵器廃絶国際キャンペーン」
のメンバーが、ノーベル平和賞に選ばれました。
そういえば「日本国憲法9条」がノーベル平和賞
候補として騒がれた時代がありましたが、
今の状況を見ていたら、なぜ受賞できなかったか
よくわかりました。

スーチー氏はミャンマーを軍事国家から民主国家
へと導きノーベル平和賞を受賞するも、現在は
イスラム系少数ロヒンギャ虐殺に対して何の
対策もとらず批判を受けています。
最後の最後になって汚点を残そうとしています。

オバマ大統領は「核なき世界」を訴えるスピーチ
で平和賞を受賞したものの、アメリカが核を
放棄することはなく「スピーチだけでノーベル賞
を受賞した」と嫌味を言われています。

物理学賞など他の賞と違い、平和賞はノーベル賞
の中でも曖昧な賞と言える故に、受賞後になって
「なんであの人が平和賞を受賞したのか?」と
疑問を受けることは、他の部門と比べ多々あります。
そのノーベル平和賞で、今後改正されるかも
知れない「日本国憲法9条」は絶対選ばれません。
日本は施行後一度も憲法改正がなされていませんが
世界から見ると稀なことなのです。日本国内では
ノーベル賞を受賞すればなおさら憲法改正はできない
と思っていますが、海外の視線は違うのです。

私は70年以上経過した日本国憲法は時代に沿って
改正されるのは当然と考えながらも、国民投票で
信任されることはないと思っています。
しかし世界基準の考えで、日本国憲法9条が
ノーベル平和賞を受賞することは絶対ありません。

2017年10月9日月曜日

党首討論会から見える衆議院選挙

党首討論会をテレビで見ました。
他の代表に質問する時間では、他党から
自民党の安倍総理への質問が多く寄せられ
ました。
今回は小池都知事が希望の党をつくり
そこに合流できなかった民進党議員が
立憲民主党を立上げ、風があっちこっち
で吹く状態ですが、党首討論会を見る限り
やはり主役は自民党安倍総理のようです。

ただ気になるのは、質問に対して
安倍総理の答えが少しズレていたり
場合によっては答えないまま発言を終え
司会者に答えを催促されたりする
場面が多かったことです。
森友加計学園の問題で国民が納得
できないのは、ここがポイントです。
どちらも安倍総理の指示ではありません。
それはわかるのですが、では
「なぜ、そうなったのか?」
という部分が未だ曖昧なままなのです。
特に森友学園問題は、確実に
大阪航空局、財務省近畿財務部の中で
不正をした人が確実にいるのに、そこを
明かにしないころが問題なのです。

この件は野党にも責任があります。
ここは安倍総理を攻めるのではなく
まずは問題を明らかにするように
質問誘導すべきです。
私から見れば与党と野党が国会ぐるみで
隠蔽しようとしているとしか思えません。

今回の選挙のポイントはズバリ
「安倍総理を支持するか否か」
で国民がどう判断を下すかです。

2017年10月8日日曜日

原発再稼働、次のリスク

柏崎刈羽原発が事実上の合格となり
東京電力は福島原発事故後、はじめて
の原発再稼働に前進しました。

しかし、私は反対です。
原発再稼働辞退自体は反対ではありません。
原発をストップさせても燃料が処分できない
のであれば、使っていきフェードアウト
させるのが最良と考えます。
しかし、テロや北朝鮮の攻撃対象にも
なりかねない危険な施設を国内に何箇所も
保有するのはいかがなものかと思います。
特に、東京電力には保有させるべきでは
ありません。
福島原発事故は災害ではなく犯罪です。
東京電力が2008年に試算した津波の高さ
は15.7m、2011年に襲った津波の
高さは14~15mで、想定の範囲内の
津波でありながら、なんの対策もしなかった
から、たいへんなことになりました。
ちなみに、津波で大きな被害を受けた
宮城県女川町と石巻市にある女川原発は
9.1mの津波を試算しましたが
14.8mの高さに原発を設置、実際の
津波の高さは13メートルで、女川原発
自体が、地盤沈下で1メートル下がった
ものの、津波の被害は免れました。

この姿勢の違いは、今後も必ず生じます。
現在稼働中の原発は、川内、伊方、大飯の
3か所で、私はこれくらいが理想と思います。
多くても5か所までです。
そのかわり原発のある地域は、道路だけで
なく、鉄道も電力会社負担で整備して、
半径20キロ圏内の住民が一度に避難できる
列車(バスは不可能)を確保する義務を
負わしたり、サイバー攻撃を含む、
外部からの攻撃に対する防衛施設を
国が整備するくらいしないと、対災害だけ
考えていては次のリスクに対処できません。

2017年10月7日土曜日

可哀想な死を遂げるニュース

最近、可哀想な死を遂げるニュースが
多く心を痛めます。

無痛分娩の麻酔ミスで呼吸困難になり
10日後低酸素脳症で死亡しました。
呼吸困難になった時点で処置をすれば
助かったのですが、医師がパニックに
陥り何もできず書類送検されました。

87歳の車椅子の女性が福祉施設から
帰宅の際、50分間蜂に刺され続けて
死亡しました。福祉施設の職員が
付き添っていましたが、蜂に襲われた
為、職員はその場を離れて施設へ連絡
戻ってみると車椅子の女性の周囲は
蜂だらけで近づけず、救助に来た
救急隊員も近寄れなかったため
職員と救急隊員の目の前で襲われ
続けて多臓器不全で搬送先で亡くなり
ました。
現時点で業務上過失致死に問われて
いないものの、車椅子の女性を放置した
福祉施設職員が殺したも同然です。

共通するのは人為的ミスで死亡したことと
何より、長い時間苦しみ続けて死亡した
ということです。
苦しんでいる人を目の前にしたら
その人の身になって、行動してほしい
ものです。

2017年10月6日金曜日

無能な政治メディア

ここ数日衆議院選挙関連のニュースで
主役を務めているのは安倍総理ではなく
東京都の小池都知事です。

それにしてもマスコミは「首班指名」
について拘りすぎです。
○小池都知事は国政団体「希望の党」の
党首となったが自らは立候補しない。
○政権交代を目指すため、議席数の
過半数以上の立候補者を立てる。
この2点が矛盾しているから、小池氏の
言うことに納得できないと、やたらと
議論しているのです。

どうやら、リアルな政治は、政治評論家
や担当記者の考える世界とかけ離れて
いるようです。
単刀直入に言うと「無能」です。
私も昔はそういう考えでした。
1994年6月29日までは・・・。
その日、仕事で缶詰状態だった私が
帰宅してテレビをつけると、夜だと言うのに
国会中継をしていました。
海部元総理と社会党村山委員長が
総理の座を争う真っ最中で村山氏が
勝利しました。
報道を一切知らなかった私は自民党が
またも政権奪取に失敗したと思っていたら
テレビを見ているうちに、村山内閣が
自民党の連立と知り唖然としました。
自民党が社会党と組む姿が想像できなかった
からです。

この日のことを小池氏は取材で発言して
いました。
要は、私がこれまでに述べた通り、
希望の党は議席を伸ばし、自民党公明党は
過半数は維持するものの、自民党は議席を
減らすシナリオを小池氏も同じように
イメージしているようです。
私は安倍総理が責任をとって総理辞任の
意向をもっても自民党が辞めさせないで
あろうと述べましたが、小池都知事は
辞任のシナリオを持っているようです。

小池都知事の動向を理解できないメディアは
希望の党に対して悪いイメージを抱きはじめ
おそらく世論も都知事選挙ほどは
盛り上がりません。
それも計算に入れて、首班指名は選挙後に
決めると言っているのだと思います。
本当の小池劇場は衆議院選挙ではなく
選挙後に幕が開けます。