2014年12月7日日曜日

四国の大雪

一昨日からの寒波で、徳島県で一部大雪となり
国道がマヒし今も孤立した世帯があります。

マヒした国道の峠は何度か利用したことがありますが
大阪でいう163の奈良へ向かう峠よりなだらかなイメージで
徳島から香川や高知へ抜ける峠と比べると
積雪や凍結になりにくい道だと思います。

それでもこのような事態になったのは
温かい瀬戸内海の海水が、大陸からの寒波で雪雲となり
比較的低いこの部分を通ったことが原因らしいのです。

瀬戸内海で発生した雪雲なので
予報も難しいというのがポイントです。

瀬戸内海の海水温が高いということは
当然四国の土壌も温かかったわけで
通常は積雪になりにくいはずなのですが
ニュース映像のとおり、まったくの雪山です。

自然は恐ろしいということです。

ということで、これからそちら方面に向かう私は
重装備ででかけたいと思います。

2014年12月6日土曜日

第四惑星の悪夢

「機動戦士ガンダム」以降少しずつアニメの魅力に魅かれ
それに呼応する作品に出会い、今に至るわけですが、
それまで私は特撮派でした。

「ウルトラQ」というヒーロー不在の怪獣ものテレビ番組に始まり
「マタンゴ」「ガス人間第一号」「美女と液体人間」等、
高度成長期の影を映し出した少し暗い感じが大好きでした。

そんな作品の中、私が大好きなのは
テレビ特撮「ウルトラセブン」第43話「第四惑星の悪夢」です。

主人公ダンの所属するウルトラ警備隊に最新コンピューターが導入。
そしてダンとソガは最新コンピューターで自動航行するロケットの
テストパイロットに選ばれるのですが、ふたりが寝ている間、
航行システムに誤作動が生じ軌道を外れてしまいます。

辿り着いた星は地球とまったく同じ光景なのですが
人間が機械に頼り過ぎ堕落して、
逆にロボットが人間を支配している世界だったのです。

なんとかその世界を脱出した二人は無事帰還しますが、
ウルトラ警備隊の仲間たちは
悪い夢を見ていたのだろうと取り合いません。
疲れをとるため休暇を与えられたふたりは明日の天気を
下駄を投げて占って笑うというエンディングです。

これは1968年7月今から半世紀近くに制作されたものですが、
考えてみてください。
この世界はまさに現在を象徴しているのではないでしょうか?

機械化で生活は便利になったものの、それに縛られ、
またそのおかげで仕事も減っています。

今、「圏外旅行」ということばがあるように、
われわれはスマホを利用しているようで、
スマホに支配されているのかもしれません。

この作品の監督「実相寺氏」の演出もすごいです。
ぜひ見ていない方は、25分程度なので、
一度ご覧いただければと思います。



2014年12月5日金曜日

日銀総裁はアホ

私の友人の辛口コラムに「○○はアホ」という
アホシリーズで人気を博したものがありました。

それをパクるとすれば
私は「日銀総裁はアホ」と言いたいですね。

金銭感覚のマヒした人が、経済を動かすと
当然「最悪」になります。

日銀白川前総裁が、得意げに円高に誘導して
日本が空洞化したため、今になって
「アベノミクス」を実行しても、特効薬にはなりません。

某国の雑誌で、有能な日本人のように取り上げられたようですが、
そもそもそんなのに取り上げられる日本人は
ソニーの出井氏をはじめとんでもない人が多いです。

話は少し脱線しますが、創業から発展期のソニーは
「無駄」になっても開発に力を入れてブランドを手に入れますが
「無駄」なパーツを経験した出井氏はごぼう抜きでトップに立つと
人員削減に力を入れ、ソニーのエンジンたる部分を自ら切り離しました。

そんな出井氏ではありますが、人員削減と新体制の構築に対し
世界経済の偉い人たちは称賛しました。
しかし、目の前の禁断の果実を手にしたソニーは将来を失います。

このまま白川氏が暴走すると、経済から日本が崩壊する。
そんな不安の中、黒田総裁に交代します。

アベノミクスと連動した経済対策で、円高を脱した時は
今度はちゃんとした人が総裁になってホッとしましたが
消費税をなんとしても10%にしたいがために
バカなテコ入れをしたために、今円安が止まりません。

急激な円安は輸出企業も歓迎していません。

テコ入れ後の安倍総理のリアクションも
苦虫を噛み潰したようなもので
笑っちゃいけないのに、笑ってしまいました。

黒田総裁。お願いします。
どや顔でアホなことはしないでください。



2014年12月4日木曜日

大阪都構想

衆議院選挙を控える我が国ではありますが
私の住む大阪では「大阪都構想」が
「大阪維新の会」により強行に進められています。

「強行」と言いましたが、選挙協力しながら
都構想に否定的な公明党や多くの保守系勢力の中、
目的に真摯に向かう松井知事、橋本市長を
私は心から支持しております。

「大阪都」と言う呼称に違和感はありますが
二重行政の無駄を省き、税金で賄われる人件費削減は
大阪再生に必須だと思います。

ただ住民投票まで進んだ場合、私はNOと判定します。
維新の皆様が思う以上に、大阪は弱体化しています。
このまま単純にシステムが替えられたとしても
収入源と支出増加に歯止めが立たないと思います。

まずは、企業育成や東京に移転した大手の本社奪還の
計画を並行して考えておかないと、手遅れになります。

区割りも、現在の大阪市の状態なら、淀川特別区(淀川以北)、
北特別区(淀川以南現六区)、南特別区(安治川、大川以南現六区)
住吉特別区の四区以上の分割は区と区の間に格差が生じます。
そもそも水の都として栄えた大阪を、
川の流れを無視して区割りをするのは傲慢にしか映りません。

どうしても現状の区割りで進めたいなら、
リニア中央新幹線での大阪のターミナルを京橋駅の東側に造成、
関空からリニアで市内を結ぶアクセスを大阪駅ではなく弁天町にして、
大和路線、阪和線の環状乗入を廃止して阿部野橋周辺を再々開発。
各区に大阪駅クラスのターミナルを備える必用が不可欠です。
一見不便に見えるかもしれませんが、
これだけでも単純に経済効果はあるはずです。

もう一度言いますが、都構想には賛成です。
私の想い描く未来の大阪は、一旦都構想が拒絶された後にあります。
もし、住民投票までこぎつけてうまくいかなくても
大阪維新の会の皆様は大阪に裏切られたと思わずに
最後の最後まで、その命が尽きるまで、
今思っているよりも、長い長い戦いを戦い抜いていただきたく思います。

2014年12月3日水曜日

ルパンⅢ世 カリオストロの城

忘れないうちに書き留めておきます。
私の見た映画で歴代第一位は
「ルパンⅢ世 カリオストロの城」です。

あまり映画を見ない私は、
昔の人が言う、テレビがない頃の
泣いて笑ってハラハラする映画を知りません。

自分がリアルで見た作品で一番それに近いのが
たぶんこの作品なんだろうなと当時思いました。

テレビ放映したものを何故、何億もかけふたたび制作し
お金を払って映画館へ見に行くのか最初はわからず
実際見に行ったのは3年以上たったリパイバル版でした。

具体的にすばらしい点を述べると長くなるので略しますが
最後の銭形警部の台詞は歳を重ねるごとに重みを知り
目頭が熱くなってきます。

この作品は宮崎駿氏初の監督作品だったのですが、
同じ頃初めて制作したテレビアニメ「未来少年コナン」も
恥ずかしながらこの後再放送で見て感動しました。

この頃、1980年前後から日本のアニメは素晴らしいと
今に至り感じております。

2014年12月2日火曜日

日本のヒットアニメの傾向

今日は私の自己紹介コメントについて説明します。

日本のアニメは日本が思う以上に世界に愛されています。
日本が芸術の都と仰ぐフランスの若者の多くは
日本のアニメのファッションに憧れています。

その日本のアニメのヒット作品にはある傾向があります。
AKB48のように発売前にミリオンヒットはありえず、
少し遅れて一般に認められるということです。

宇宙戦艦ヤマトは土曜19時放映ながら放送中は人気がなく
打ち切りとなるものの、3年後の映画化からヒット作品となります。

機動戦士ガンダムは当時幼稚と思われたロボットもので
夕方のオンエアということもありこれも途中打ち切りとなりますが
放映後人気が高まり再放送の視聴率20%、映画もヒットしました。

新世紀エヴァンゲリオンについては最後の2話の意味がわからず
大騒ぎした一部のファンからブームが始まり、映画化されます。
一旦落ち着いた人気はパチンコにより再燃、現在に至ります。

魔法少女まどか☆マギカは「魔法少女」という冠がつき
それまでの作品ほどは一般受けしていませんが
衝撃的なその内容は大震災による放映中断が逆に人気を煽り、
映画化までされました。その制作の核ともいえる脚本家の虚渕氏は
踊る大捜査線制作者の本広氏が次なる刑事ものとして手掛けた
「psycho-pass」等ヒットさせ今最も人気の脚本家となっています。

宮崎駿監督ですら、急遽「ルパンⅢ世」の演出を手掛けてから
一般に認められた「となりのトトロ」に辿り着くまで17年かかっています。
つまり日本人は未だにアニメに対して一般の評価が高くないのです。
だからこそ僕はすばらしい日本のアニメにできるだけ目を向け
いいものはいいと誰よりも早く感じていたいと思っています。


2014年12月1日月曜日

私の好きな映画ベスト3

俳優の菅原文太さんが死去とのニュースがはいってきました。
高倉健さんに続き、相次ぐ名優の訃報に残念なのは
私だけではないと思います。

突然ですが、私の好きな映画ベスト3を発表します。
1位 ルパンⅢ世 カリオストロの城
2位 太陽を盗んだ男
3位 千と千尋の神隠し

私個人としては文太さんより健さん派のつもりなのですが
私の好きな映画のベスト3のうち2作品に菅原文太さんが
出演していました。

菅原文太さんの代名詞は「仁義なき戦い」「トラック野郎」
シリーズかもしれませんが、私のお勧めは「太陽を盗んだ男」。
主演は当時今のキムタクに匹敵する人気の沢田研二さんでしたが、
何度倒れても這い上がる「執念」の演技は
見る人が「誰が主役なの?」と錯覚しそうなほどです。
当時でいう「機動戦士ガンダム」の「シャア」の感覚です。

「太陽を盗んだ男」は傑作だったにも関わらず
予想ほどヒットはしませんでしたが
「新世紀ヱヴァンゲリヲン破」で音楽が利用されたり
今夏放送した「残響のテロル」はその平成アニメ版とも言われ
クリエーターに大きな影響を与えています。

菅原文太さんが関わっていない1位の「カリオストロの城」に関しては
またいつかコメントします。
もし追悼番組で「太陽を盗んだ男」が放送されるようでしたら
35年前の映画ではありますが、ぜひご覧ください。

最後ではございますが、菅原文太さん、お疲れ様そして
ありがとうございました。ご冥福をお祈りいたします。