2020年11月7日土曜日

大阪市特別区設置の投票結果③ これから

 維新の松井市長は前回の橋下氏同様に

今回の敗北を受け、政界引退を表明しました。

橋下氏の時同様、アホかと思いました。

大阪都構想は

今後の大阪の進むべき道だとは思います。

しかし、いきなり「賛成か反対か?」と

理解なき市民に突き付けて、

反対が多かったから「辞めます!」

の動きが極端すぎます。

しかもどちらも僅差、

賛成に投じた人の思いはどうなるの?

と思います。


特別区設置の投票までに

既存の区を統合して大阪市の形を変えて

特別区が成立しやすい土壌をなぜ

作らなかったのか・・・、

想像ですが、その理由は大阪都構想を

練り上げていく新しい人材の不足では

なかったのかと思います。

橋下氏にしても松井氏にしても

「自分の手でしか大阪都構想は実現できない」

と考えたため制限時間を設けてしまったのです。


これから維新に期待することは

松井氏引退の後、どれだけたくさんの

仕事のできる若手がでてくるかです。

政治と言うのは、ひとりのカリスマが

大衆の支持を得たところで

それだけで動くものではありません。

ジワジワと都構想への土台づくりを進めていき

大阪市民の世論が「特別区も選択肢のひとつだ」

となっていくようになることを望みます。



2020年11月3日火曜日

大阪市特別区設置の投票結果② 反対勝利の理由

 私は区分けで反対しましたが

反対が賛成を上回った理由は他にあります。

11月住民投票が決定した時、元維新の橋下徹氏が

「もうちょっと時間をおいて住民投票すべき」

とテレビで言ってましたが、

ひとことで言うとこれがすべてだったかもしれません。


確かに都構想は二重行政を廃止して

無駄な支出をなくしますが、それは市にまわらず

府のものになるので、大阪市のためになるかどうか

わからないのは事実です。

最悪すべてが大阪市に還元されなくても

損をするわけではないのですが

お金の勘定に敏感な大阪市民は

損をしてしまうという疑念にかられます。

大阪市解体で特別区になると

大阪府の中での力がなくなることは事実です。

しかし将来的には堺市も分割される計画で

特別区の人口は府内では最多となるはずです。

つまり維新の方々が反省する通り

反対派の主張に住民が納得する反論を

できる説明の時間が不足していましたし、

特別区設置後のヴィジョンも

わかりやすく説明する必要があったと思います。

それにはコロナ禍の今住民投票をするのではなく

もう少しあとで実施すべきだったでしょう。


今後維新がどういう行動をとるかわかりませんが

私ならまずは大阪市24区と隣接する市を

再編します。

反対意見もあるかもしれませんが

中央環状線より西側をすべて大阪市として

24区を3/4の18区に減らし

大阪市に編入したため面積が減った隣接市も

合併して、いきなり「大阪都」にするのではなく

中間的な体制を目指します。



2020年11月2日月曜日

大阪市特別区設置の投票結果① 私の意見

 昨夜、大阪市特別区設置の投票結果は

反対が僅かに上回り否決されました。

今日からしばらく

大阪都構想否決に対して語りたいと思います。


以前から主張するとおり

「都構想は理解するが区分けが間違っている」

というのが私の意見です。


台風・地震に備えて、淀川・安治川など

大きな河川で東西に区切り

4つのターミナルを拠点とする区割りを

2015年地元の維新関係者に提言しましたが

「区割りは変えられない」とのことでした。

1回目投票の否決後、

2回目の区割りでは4つのターミナルを

拠点とする区割りに関して

私の意見していたとおりではありますが、

区割りに関して、現在の人口で均等を

図ったのは間違いだと思います。

たとえば梅田の北側の貨物駅跡地が

「うめきた」として再開発されたように

そのさらに北側には大きな工場が複数存在し、

これらは将来超高層マンションと

変貌することが予測されます。

今後変わる人口バランスを考慮するより

災害に対応した特別区設計をしていただけず

残念でなりません。



2020年10月21日水曜日

沈黙の菅政権が日本を独裁国家へと導いていく!?

 日本学術会議候補6名の任命拒否のプロセスが

闇の中に閉ざされたまま、菅義偉首相著作「政治家の覚悟」で

「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然」という部分が

こっそりと削除され話題になっています。

官房長官時代、公文書廃棄問題で記者から

「「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然」という

本を書いた政治家をご存じですか?」と質問を受け

平然と「存じてません」と答えた菅義偉総理大臣・・・

以前から私は菅政権に危険を感じています。

6名の任命拒否自体は問題ではないのですが

理由や説明は不要としてもプロセスは明らかにすべきです。

携帯料金値下げ、押印廃止、デジタル化、

すべて国や国民にとってよいことではありますが

6名の任命拒否も含めて総理の独断で進めすぎています。

国民に説明なしで進めることは「独裁」に過ぎず

沈黙の菅政権が今後危険な方向に進まないか心配です。




2020年9月18日金曜日

国民の不満を携帯電話値下げで逸らそうとする菅総理

「森友・加計事件」「桜を見る会」
安倍政権の検証を求める野党や
メディア、国民に対し、菅政権は
まったく耳を貸しません。

そこから生じる国民の不満は
携帯料金値下げで逸らそうと
いうのが、菅政権の第一歩です。

しかし官房長官時代、携帯料金4割
値下げを要請した際、
NTTドコモ、KDDIが様子見する中
ソフトバンクが応じなかったため
大きな値下げとはなりませんでした。

つまり安倍政権と言えど、
孫正義には及ばなかったわけです。
菅総理に勝算があるのかどうかわかりませんが
携帯電話4割値下げが叶わなかった場合
高支持率でスタートした菅政権は
いきなり窮地に陥る可能性があります。

2020年9月5日土曜日

菅総理就任時に見る今後

 安倍総理突然の辞任も

菅官房長官が引き継ぐとなれば

大きな混乱も起こらないので

まずは一安心です。


就任時に注目する点が2点あります。

ひとつは就任後すぐ解散総選挙へと

動くかどうかです。

選挙をすれば消費税減税は免れず

財務省など官僚から抵抗がありますが

それに抗う強力な政権かどうかが

判断できます。


もうひとつは石破茂氏を

入閣させるかどうかです。

「気に入らないから入閣させない」では

若手議員とベテラン議員の溝は広がり

今後勢力を維持できないかもしれません。

様々な考えの人がなんとか妥協して

納得させられるかが焦点です。


私はこのあたりを楽しみにしながら

政局を見守りたいと思います。