「森友・加計事件」「桜を見る会」
安倍政権の検証を求める野党や
メディア、国民に対し、菅政権は
まったく耳を貸しません。
そこから生じる国民の不満は
携帯料金値下げで逸らそうと
いうのが、菅政権の第一歩です。
しかし官房長官時代、携帯料金4割
値下げを要請した際、
NTTドコモ、KDDIが様子見する中
ソフトバンクが応じなかったため
大きな値下げとはなりませんでした。
つまり安倍政権と言えど、
孫正義には及ばなかったわけです。
菅総理に勝算があるのかどうかわかりませんが
携帯電話4割値下げが叶わなかった場合
高支持率でスタートした菅政権は
いきなり窮地に陥る可能性があります。
安倍総理突然の辞任も
菅官房長官が引き継ぐとなれば
大きな混乱も起こらないので
まずは一安心です。
就任時に注目する点が2点あります。
ひとつは就任後すぐ解散総選挙へと
動くかどうかです。
選挙をすれば消費税減税は免れず
財務省など官僚から抵抗がありますが
それに抗う強力な政権かどうかが
判断できます。
もうひとつは石破茂氏を
入閣させるかどうかです。
「気に入らないから入閣させない」では
若手議員とベテラン議員の溝は広がり
今後勢力を維持できないかもしれません。
様々な考えの人がなんとか妥協して
納得させられるかが焦点です。
私はこのあたりを楽しみにしながら
政局を見守りたいと思います。